第一牧志公設市場の仮設市場が1日、那覇市松尾の旧にぎわい広場にオープンした。敷地面積約1970平方メートル、プレハブ構造の2階建て。84店舗が入居する。1日午前、仮設市場前でオープニングセレモニーがあり、入居する事業者や市民らが多数集まった。戦後から「沖縄の台所」として親しまれてきた市場の“仮住まい”の門出を祝った。
オープニングセレモニーでは第一牧志公設市場の粟国智光組合長や城間幹子市長らがテープカットし、地元のたんぽぽ保育園の園児がエイサーを披露し花を添えた。城間市長は地元住民だけでなく多くの観光客が訪れることから、那覇市の新たな観光拠点としての役割に期待し「人情味あふれるマチグヮーの雰囲気はそのまま。多くの方に来てほしい」と利用を呼び掛けた。【琉球新報電子版】