社会

沖縄の親族と会いたい ニューカレドニア県系4世エミリー・ミヤザトさん ルーツ探しに7月来沖

ニューカレドニアから初来沖するエミリー・トセイ・ミヤザトさん

 ニューカレドニアの県系4世、エミリー・トセイ・ミヤザトさん(17)が県のウチナージュニアスタディー事業に参加し、今月24日から8月7日の日程で初来沖する。曽祖父で1世の宮里長盛さん(故人)の親族に会いたいと期待で胸を膨らませている。

 エミリーさんは首都ヌメア近郊の高校に通う。将来は「経理の仕事をしたい」と進学先も決めている。

 父ブルノーさん(46)は10歳の時に祖父母に連れられて沖縄に行ったことがあり、写真も残っている。祖父母は沖縄をこよなく愛し、親戚との交流を深めていたという。だが、祖父ガエトンさんが亡くなると、沖縄との交流が途絶えてしまったという。

 トセイ・ミヤザトという名字は1910年に労働移民として「琴平丸」でニューカレドニアに渡った曽祖父に由来している。長盛さんは1881年3月生まれで移民渡航名簿によると、渡航時の住所は「島尻郡兼城村字武富66番地」となっている。戦争捕虜としてオーストラリアに送られた後に日本に強制送還されたが、1954年再びニューカレドニアに戻った。67年にヌメアで亡くなっている。

 エミリーさんは「親戚に会うことが家族の歴史を取り戻すことになる」と信じている。来沖に向けて「長盛さんにつながる自分が沖縄まで皆さんに会いに来たことを見てぜひ誇りに思ってほしい」と話している。

 情報提供は沖縄ニューカレドニア友好協会(安里)電話090(7396)2938。 (山田由美子ニューカレドニア通信員)