護岸2カ所から土砂陸揚げ 市民が抗議「戦争に向かう基地いらない」 


この記事を書いた人 問山栄恵
台船が「K9」護岸へ接岸し、トラックへ土砂を積み替える作業が確認された=12日午前、名護市辺野古沿岸

【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は12日午前、海上輸送した土砂を米軍キャンプ・シュワブ沿岸のK8、K9護岸の2カ所から陸揚げし、基地内へ土砂を運んだ。基地建設に反対する市民らは抗議船1隻とカヌー5艇に乗り、「軍備の拡張を見過ごすわけにはいかない。戦争に向かう基地はいらない」などと訴えた。

  一方、キャンプ・シュワブのゲート前では午前9時から資材搬入があり工事関係車両51台が基地内へ入った。正午ごろには2回目の資材搬入が始まり、座り込む市民ら約50人が機動隊によって排除された。【琉球新報電子版】
 

機動隊に排除される市民ら=12日正午ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前