菅官房長官、選挙結果にかかわらず辺野古移設進める考え


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菅義偉官房長官

 【東京】菅義偉官房長官は22日午前の会見で、参院選沖縄選挙区で、名護市辺野古の新基地建設に反対する高良鉄美氏(65)が勝利したことを問われ「地元の理解を得る努力を続けながら普天間飛行場の1日も早い全面返還を実現し、基地負担の軽減に努めたい。そのために全力で取り組む」と述べ、選挙結果に関わらず基地建設を進める考えを示した。

 また、昨年の県知事選や今年2月の県民投票、4月の衆院沖縄3区補選と、辺野古移設に反対する民意が示され続けていることについては「(普天間飛行場の危険性を)このまま置き去りにしていいとは誰も思っていないと思う」と強調した。「住環境やさまざまな環境整備をしながら、そこは進めさせていただきたい」と話した。【琉球新報電子版】