親族と面会、伊江島を訪問 沖縄県系5世・クアウトリさん ルーツ知り喜び


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高祖父の儀間竹松さんの故郷伊江島を訪れたクアウトリ・モラ・エルナンデスさん(後列左から3人目)や儀間良和さん(同2人目)ら=30日、伊江島(案内役・李真熙さん提供)

 自身のルーツを探しにメキシコから来沖中の沖縄県系5世クアウトリ・モラ・エルナンデスさん(30)の親族が見つかった。

 高祖父・儀間竹松さんの弟の孫、儀間良和さん(70)=中城村=は、新聞報道でルーツ探しの話を知り「自分の親族に違いない」とすぐに分かったという。クアウトリさんと連絡を取り、29日に面会した。良和さんとクアウトリさんらは30日、竹松さんの故郷伊江島を訪ね、親族や島袋秀幸村長らと会った。

 島では親族の墓を訪れ、手を合わせて沖縄に来たことを報告した。クアウトリさんは「(ルーツの)伊江島に来ることができた。うれしくて、昨夜は眠れなかった」と喜んだ。良和さんは「いつかは会いたいと思っていただけに、びっくりした」と驚いた様子。

 伊江島に住む親族の島袋義範さん(70)は「関心があるからこそ、遠いところまではるばる来てくれた。うれしい」と話した。