参院選当選の高良鉄美さんが初登院 「責任の重さを感じる」 新基地建設阻止に向け決意新たに


この記事を書いた人 問山栄恵
国会に初登院し、会派「沖縄の風」を組む伊波洋一参院議員(右)と握手する高良鉄美参院議員=1日午前、国会内

  【東京】参院選沖縄選挙区で当選した高良鉄美さん(沖縄の風)が1日午前、国会に初登院した。高良さんは「責任の重さを感じている。辺野古の問題は沖縄の問題ではなく、日本全体の問題だと訴えていく」と語り、県民の民意である新基地建設阻止をしていく決意をあらためて示した。
  
  トレードマークの帽子に、大学教員時代の教え子からプレゼントされたという帽子柄のネクタイを着用して登院した高良さん。30度を超える暑さにも「ありがたい暑さだ」と語り、自身を国会に送った有権者に感謝した。登院後、参院会派「沖縄の風」を共に結成する伊波洋一参院議員と固く握手し「頑張りましょう」と声を掛け合った。
  
  高良さんは参院で法務委員会、東日本大震災復興特別委員会と、憲法審査会に所属する予定だ。高良さんは「憲法審査会に所属できて驚いている。今の憲法は帝国議会で賛成多数で可決されたもので、決して押し付け憲法ではない」と強調。国会では憲法学者として、成り立ちを踏まえながら現行憲法の大切さを訴えていく。
  初登院には妻の克美さん、長女の沙葵さん、次女の沙矢佳さん、長男の鉄丈さんも立ち会った。【琉球新報電子版】