継承へ「講義」求める声 沖国大ヘリ事故学生調査


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 15年前に起きたヘリ墜落事故を風化させないための取り組みを問う設問(複数回答)では、「ヘリ墜落などに関する講義」が最多の813票だった。学生はヘリ事故を継続的に学ぶ環境の充実を求めていることが分かる。

 次に多かったのが「毎年平和の集いを開催する」の668票で、「図書館の米軍ヘリ墜落・基地関連資料室の見学会」の522票、ヘリ墜落現場にある「モニュメントの見学会」の458票と続いた。

 ヘリ墜落事故が起きたのは大学の夏休みだった8月13日で、毎年の集会もこの時期に開催される。夏休み以外の「講義期間中のイベント」にも373票が寄せられた。同大が事故後から一貫して訴えている普天間基地閉鎖を目指す「普天間基地閉鎖を求める学生イベント」は116票にとどまった。

 意識調査に設けた自由記述欄には「必修でヘリ墜落に関する授業があったほうがいい」などの要望があった。