「普天間閉鎖を」「15年たっても何も変わっていない」 沖国大ヘリ墜落事故から15年 宜野湾市役所前で抗議集会


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沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落してから15年を迎え、普天間飛行場の閉鎖などを求める抗議集会参加者ら=11日午後5時ごろ、宜野湾市役所前

 【宜野湾】沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した事故から13日で15年になるのを前に、島ぐるみ会議ぎのわんと普天間爆音訴訟団は11日、宜野湾市役所前で抗議集会を開いた。市内外から約150人が駆け付けた。のぼりやプラカードを掲げた市民らは、米軍普天間飛行場の早期閉鎖を求めた。

 事故当時、宜野湾市長だった伊波洋一参院議員は「オスプレイも配備され、今の普天間はあの頃よりひどくなっている。普天間を返還させ、沖縄の発展につなげていく」と訴えた。

 訴訟団の島田善次団長は「15年たっても何も変わらない。声を上げると同時に行動しなければらない」と述べた。

 沖縄国際大学からは経済学部准教授の齋藤星耕さん(38)=宜野湾市=が参加。岐阜県出身の齋藤准教授は「日本政府の態度が変わらないのは、本土出身者として責任を感じる」と話した。