台船への土砂積み込み作業続く 新基地建設反対の市民が抗議 


この記事を書いた人 問山栄恵
大型車から埋め立て土砂を台船に積み込む作業に抗議する市民=27日、本部町の本部港塩川地

  【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局は27日午前、市安和にある琉球セメント桟橋と本部港塩川地区で埋め立て用の土砂を台船に積み込む作業を続けた。
  
  桟橋には朝から大型車が次々と集まり、土砂が運び込まれた。午前9時半ごろ、桟橋入り口には市民ら約20人が集まり、「土砂投入はやめろ」「民意は示された」と書かれたプラカードやのぼりを手に抗議した。海上では辺野古に向かう土砂運搬船の出航を阻止しようと、カヌー12艇が抗議行動を行った。
  
  塩川地区では午前7時から埋め立て用の土砂を台船に積み込む作業が始まり、午前11時45分までに、大型車281台分の土砂が運び込まれた。【琉球新報電子版】