県の「沖縄観光2次交通の利便性向上に向けた検討委員会」が13日、那覇市の八汐荘で開かれ、観光客を対象にした公共交通(路線バス、モノレール、船舶)に関するアンケート調査の結果などが報告された。
県内公共交通の情報検索で、観光客の29%が不便に感じることが「あった」と回答した。路線バスの遅延状況などが分かりにくく、不便さを感じている。
調査は7月14日と16日に那覇空港で実施し、323票(国内客196票、海外客127票)の回答を得た。
公共交通の情報検索で不便さを感じたこと(複数回答)では、「路線バスの遅れなど運行状況が分からなかった」と「普段使っている乗換検索サイトや乗換アプリなどで検索できなかった」がともに31%に上った。
「情報がどこにあるのか分からなかった」は23%で、「情報に誤りがあった。情報と現地の状況が異なっていた」の回答も10%あった。
宮古と八重山では、交通機関の乗り換え情報を検索サイト大手のグーグルマップで検索できるサービスが始まっている。本島全域でも検索サービスを利用可能にする予定で、観光客の利便性向上につなげる。