韓国路線便が半減以下に 沖縄発着73便から32便に減 関係悪化の影響色濃く


社会
この記事を書いた人 問山栄恵

  日韓関係の悪化が続く中、沖縄県の新垣健一文化観光スポーツ部長は26日、韓国と沖縄を結ぶ航空路線便について、7月末の週73便から9月末には32便に減便され、半減以下になる見込みであることを明らかにした。同日午前始まった県議会9月定例会の代表質問で具志堅透氏(沖縄・自民)に答弁した。
  
  2018年度に沖縄を訪問した外国人観光客の割合では、韓国は台湾、中国に次ぐ3番目に多く、55万400人が訪れている。月平均では約4万6000人に上る。
  
  県によると、7月末時点で韓国の3都市から週73便が就航していたが、9月末では2都市から週32便に減る見込み。新垣部長は対応策について「航空各社の就航状況や月例の入域観光客数などを把握するとともに関係機関と連携して必要な対策に取り組む」と述べるにとどめた。
  
  日韓関係の悪化を受け、沖縄のみならず全国各地で韓国路線の一時運休や減便が相次いでいる。
  
  代表質問は27日までで、午後は県政与党の社民・社大・結会派の議員が登壇する。【琉球新報電子版】