「容認せざるを得ない思い強く」 辺野古移設 宜野湾市長が議会答弁


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
松川正則宜野湾市長

 【宜野湾】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に関し、松川正則宜野湾市長は26日、玉城デニー県知事が19日の定例記者会見で(辺野古移設の)対案を示す考えはないと述べたことを受け「(辺野古移設を)容認せざるを得ない思いが強くなった」と言及した。埋め立て予定地の軟弱地盤については「素人の私が言及できるものではない」と明言を避けた。市議会で玉城健一郎市議(結・市民ネットワーク)への答弁。

 松川市長は「『容認する』との断言はしていない」と前置きし「知事が代替案を示さない発言をし、工事が辺野古で進んでいる現状を分析した場合、どう考えても容認せざるを得ないのかなという思いが強くなった」と強調した。

 玉城知事は会見で、辺野古移設で主張が異なる政府との対話について「特に対案を示してそのためにテーブルに着くことは考えていない」と述べていた。