ボリビア・サンタクルス県のサンファン移住地出身でバイオリニストの寺神戸亮さんの演奏会(在サンタクルス領事事務所主催、オキナワ日ボ協会共催)がこのほど、オキナワ日本ボリビア協会のホールで開催された。
演奏会は日本人ボリビア移住125周年、オキナワ移住地入植70周年、日本ボリビア外交110周年を記念して実施された。ジョージ・フィリップ・テレマンの「ファンタジー第1番」や、日本の「朧月夜(おぼろづきよ)」「故郷」などを披露して観客を魅了した。
寺神戸さんは、一音一音に思いを込めるようにバイオリンを奏でた。緩急、強弱自在な演奏で観客を引き付け、優雅な音色を響かせた。
寺神戸さんは1961年にボリビア・サンタクルス県で生まれ、サンファン移住地で4歳まで育った。幼稚園の音楽教室でバイオリンを始め、日本国内の数々のコンクールで賞を受けた。85年にオランダに渡り、デン・ハーグ王立音楽院でシギスヴァルト・クイケン氏に師事し、89年にソリストの資格を取得した。デン・ハーグ王立音楽院やブリュッセル音楽院、母校の桐朋学園大学で教授を勤めている。現在ベルギーのブリュッセル在住。
オキナワ移住地でバイオリン演奏会が開かれるのは初めて。「バイオリンの透き通るような音がきれいだった」と来場者らは喜んだ。
(安里三奈美通信員)