那覇市にあるイタリアンレストラン「BACAR OKINAWA(バカールオキナワ)」と米大リーグ・タイガースの前田健太投手が11日、子どもの居場所に学生を派遣して支援する「子どもの居場所学生ボランティアセンター」を運営する大学コンソーシアム沖縄に100万円を寄付した。バカールオキナワを経営する「アルスロンガ」の代表取締役、仲村大輔さんらが琉球大学を訪れ、贈呈式が開かれた。
前田選手は以前からバカールオキナワを利用している。昨年10月、コラボレーション企画として前田選手が描いたイラストをプリントしたTシャツを販売し、100万円を売り上げた。その後、仲村さんが新聞報道で「子どもの居場所学生ボランティアセンター」の活動と、事業継続への懸念が生じていることを知り、全額寄付することを決めた。
贈呈式で仲村さんは、大学コンソーシアム沖縄の代表理事である西田睦琉球大学長らに「全ての子どもが安心して過ごせるようになってほしい」と話した。西田学長は「皆さんのゆいまーる(相互扶助)の心による支援が、活動の継続につながる」と話し、感謝を伝えた。
(嘉数陽)