けがや病気などで救急車を呼ぶか迷った際、「#7119」に電話することで専門家から助言が受けられる「救急安心センター事業」を、県が2024年度内にも開始することが6日までに分かった。
県議会2月定例会で次年度予算が承認され次第、意向が確認できた市町村から展開していくという。
救急安心センター事業は、医師や看護師などが電話で症状などを確認し、利用者に助言するサービス。全国的に救急車の出動件数が増えているため、適正利用を促す狙いもある。県内の22年の出動件数は9万2524件で過去最多を更新した。
事業では専門業者にコールセンター業務を委託する。全国の19都府県で実施されているほか、市町村単位で実施する事例もあるという。
(嘉陽拓也)