北谷町浜川のカフェ六屯(ロットン)と読谷村のパン屋commons(コモンズ)は、16日投開票の県議選の投票率を上げるため、15日から17日までカフェ六屯で、投票した人や選挙に興味がある人に無料でスイーツを提供する「ぼーっとorVOTE」キャンペーンを実施する。店内飲食、テイクアウトのどちらにも対応。
選挙権がない人でも「関心がある」と伝えればスイーツを受け取れる。提供するのは今回のために考案したメニュー。素材にこだわったcommonsのパンに、六屯のバニラをふんだんに使ったビーガンアイスを添えている。
六屯のオーナー・小坂直樹さんは「日本では政治の話はタブーになっている」と話す。commonsの店主・金城勇作さんも「異なる意見を認めることは大変で、政治の話は難しいとされる」と話す。2人とも投票を促しづらいと感じている様子。
小坂さんは「政治と生活は直結している。自分ごととして考えていけたらいい」と思いを語る。「(投票は)決して無駄足ではない。選挙に行って、おいしく楽しんで、お得な一日にしてほしい」と呼びかけた。
これまでに5回、同様のキャンペーンを実施している六屯。取り組みを知っていたという金城さんは「自分の仕事できっかけ作りができるなら」と初めてのコラボを決めた。
(金盛文香)