【東京】第61回社会貢献者表彰式(社会貢献支援財団主催)が29日、千代田区の帝国ホテルで行われた。県内からはNPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆいが選ばれ、不登校や障がいのある子ども、若年者らの居場所づくりの取り組みが評価された。
表彰状は社会貢献支援財団の安倍昭恵会長から贈られた。ちゅらゆいの金城隆一代表理事は「子どもたちを支える活動の大切さが今になって当たり前に社会に認められるようになった。今後は若者たちの就業支援も視野に入れ、企業とも広く連携して世代をつなぐ営みを続けていきたい」と話し、表彰を喜んだ。
ちゅらゆいは不登校やひきこもり、障がいなどで社会から孤立している子どもや若者らへの支援を目的に2010年に設立した。現在は那覇市を拠点に安心できる居場所づくりを続けている。
社会貢献者表彰は1971年に始まり、これまで1万2738組へ贈られた。61回目の社会貢献者表彰は昨年10月いっぱいまでに推薦された全国226組の中から30組が選ばれた。
(斎藤学)