「子育ても夢も諦めたくない」 パートナー間で対話深め、産後うつや育児の悩み軽減 27日に那覇でイベント 沖縄


「子育ても夢も諦めたくない」 パートナー間で対話深め、産後うつや育児の悩み軽減 27日に那覇でイベント 沖縄 玉那覇敦也さん(右から4人目)らと打ち合わせをしながらイベントへの参加を呼びかける実行委員ら=20日、那覇市内
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 パートナー間の対話を深めるイベント「もっと話して、家庭も仕事も楽しもう! ○○家作戦会議!!」(主催・同実行委員会)が27日、那覇市西の県男女共同参画センター・てぃるるで開かれる。仕事と育児の両立に悩む夫婦や、出産・育児を控えたプレパパ・プレママを対象に、トークセッションや対話ワークを行う。午前10時~正午、午後1~3時までの2回開催。参加無料で申し込みが必要。

 実行委員長の李栄淑(りよんすく)さんは、「性別に関係なく、家庭でも社会でも生きやすく働きやすい環境をつくりたい」と強調した。「夫婦の対話を深めてコミュニケーションを活性化し、産後うつや育児ノイローゼを軽減したい」と語り、参加を呼びかけた。事前に申し込めば無料託児もある。

 企画したのは、2023年度県女性人材育成事業「てぃるる塾」を修了した第5期生メンバーら7人。同じグループで学び合う中で、「私たちは子育てもキャリアアップも夢も諦めたくない。そのためにはパートナー間の対話が重要だ」との思いを共有した。1月の最終報告会では、内閣府男女共同参画局が作成した「夫婦が本音で話せる魔法のシート『○○家作戦会議』」を活用して対話を深める取り組み案を提案した。

 てぃるる塾修了後、メンバーたちは「提案のまま終わらせるのはもったいない」とイベントの実現に向けて準備を開始。李さんが、絵画などを通して対話を深める「対話型アート鑑賞」に取り組んでいることから、アートと子育ての双方から「対話」を深めるイベントを企画した。

 イベントにはNPO法人ファザーリング・ジャパン沖縄支部代表の玉那覇敦也さんを迎えたトークセッション「夫婦の本音代弁トーク」があるほか、カメラマンによる「話し合った記念日」の無料撮影・プレゼントもある。申し込みはこちらから。問い合わせは、メールyongsuk.lee0708@outlook.com

 (佐藤ひろこ通信員)