児童生徒の評価「担任中心に」 大学生の非常勤講師任用で、県教委が説明を一部訂正 


児童生徒の評価「担任中心に」 大学生の非常勤講師任用で、県教委が説明を一部訂正  沖縄県庁(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 嘉数 陽

 県教育委員会が、2023年度内に教員免許取得予定の大学生らに臨時免許状を与え、公立小中学校の非常勤講師として任用することについて13日、県教委は報道各社を集めて県庁で説明会を開き、説明を一部訂正した。県教委は11日、琉球新報の取材に、担当した児童生徒の「評価もする」と説明していたが、「学生一人に評価はさせない」とした。評価を学生一人に任せず、「担任が主としてやる。非常勤講師の学生は、担任に相談しながらやる」と改めた。

 授業についても、当初は「現場の教員がサポートします」と要項に記していたが、「担任と共に授業を受け持つ」と訂正した。学生が段階的に現場に慣れて、本人も担任も「単独で授業をしても問題ない」と判断した場合は一人で授業をすることもあるが、「評価は担任と相談して出してもらう」という。

 今回の変更について県教委は「当初からこの内容のつもりだった。でも説明が不足していた」と説明。「学生に評価をさせる」と琉球新報に説明したことには「訂正する」と答えた。

 非常勤講師としての学生を受け入れる各学校への周知は13日時点でしておらず、今後予定しているという。また、学生の育成などについて、県教委と県内各大学が話し合う「県公立学校教員育成協議会」には小委員会で説明したという。県教委はホームページに募集要項を掲載して、応募を呼びかけている。
 (嘉数陽)

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