【石垣】日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」で、19と24の両日、石垣市に陸自の輸送機V22オスプレイが飛来することを受け、市民は18日、石垣駐屯地前で抗議行動を実施した。米軍・オスプレイ来るな!!石垣市民大集会実行委員会(上原秀政実行委員長)が中心となり、約20人の市民が駆け付け「八重山の空を飛ばないで」と声を上げた。 (2面に関連)
参加した市民らは「日米共同訓練反対」「武力で平和は守れない」などと書いた横断幕や、「オスプレイ来るな」と書いたプラカードを掲げ、抗議の意思を示した。
渡久山修さん(67)は「日米共同訓練は戦争をするための訓練だ。私たちが求めているのは戦争をしないための外交だ」と訴えた。
平地ますみさん(72)は「安心して暮らせるのは昔の話なのか。文化、芸能、自然豊かな島を壊さないで」と声を振り絞り「訓練はやめてほしい」と求めた。
参加者は山里節子さん(86)の呼びかけに呼応しながら「レゾリュート ピース(不屈の平和)」などとシュプレヒコールを上げた。
オスプレイは19と24の両日とも2回ずつ発着する。1回目は午前11時半に着陸~午後1時に離陸、2回目は午後2時半に着陸~同4時に離陸する。
県の溜政仁知事公室長は17日、沖縄防衛局に対し、8月にオーストラリアでオスプレイの墜落死亡事故が発生していることや、県内外の空港でも緊急着陸が相次いでいることに触れ「民間空港にオスプレイを発着させる訓練の実施は容認できない」として、新石垣空港を使用しないように求めている。
(照屋大哲)
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オスプレイ飛ばさないで 日米共同訓練 八重山住民、駐屯地前で反対の声 沖縄・石垣
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琉球新報朝刊