わずか1時間で…“不法投棄”トラック4台分 泊いゆまち周辺を清掃 那覇市 沖縄


わずか1時間で…“不法投棄”トラック4台分 泊いゆまち周辺を清掃 那覇市 沖縄 不法投棄されたごみを回収する清掃活動の参加者ら=28日、那覇市泊いゆまち前
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 那覇地区漁業協同組合(山内得信組合長)や那覇市は28日、那覇市の泊漁港内に新築移転する「なはまぐろ市場」の開所を記念し、泊いゆまち入口や周辺道路の清掃活動を実施した。約1時間行われ、ごみ袋約300袋、2トントラック4台分のごみが集められた。ごみのほとんどは不法投棄で、空き缶などの小さいものからバイクや洗濯機といった大型生活用品も捨てられていた。
 清掃活動には那覇地区漁協と泊魚市場買受人協同組合、那覇市の知念覚市長や職員ら60人以上が参加した。知念市長は「ごみを見つけたら拾うことを習慣化させることで県民も住んでいて楽しい町になるだろう」と話した。那覇地区漁協の山内組合長は「市場の開所に合わせて実施できてうれしい」とし、11月の同市場開所に向けて意気込んだ。
 泊いゆまちは地元客や観光客も多く訪れるが、付近の不法投棄が問題となっていた。那覇市議会9月定例会で永山盛太郎議員が取り上げたことをきっかけに、那覇市が今回の清掃活動を提案した。 (與那原采恵)