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【一問一答】逮捕3日前に語る 久高前議長「警察が立件するのなら仕方ない」 収賄容疑


【一問一答】逮捕3日前に語る 久高前議長「警察が立件するのなら仕方ない」 収賄容疑
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

久高友弘容疑者は逮捕の3日前の12日、本紙の取材に応じた。その際の主なやりとりは次の通り。

―収賄容疑について。
「相手(警察)が立件するのならば仕方ない」
「結局、収賄という形で警察はやるだろうと思っているが仕方ない。金もないし、埋めるものがないから」
「天地神明に誓って(2020年12月に受け取ったとされる)500万円は受け取っていない。(21年2月に)5千万円を受け取った時に、(不動産コンサルタント代表の男性らに)だまされ、領収書を2枚書かされてしまった」

―5千万円のうち、手元に残った3500万円の使途は。
「ローンの返済や生活費にも使った」
「金を受け取る前から、この(市有地の所有権回復)問題で金を使ってきた。それが生活まで響きしわ寄せがきた」
「以前のものの穴埋めに使ったと言っても警察は認めないから、自分で使ったと言うしかない」

―容疑者(自営業の女)に現金を返済しようとは思わなかったのか。
 「もう残っていなかった」

―贈賄側は多数派まとめや百条委員会設置といった議会対策を期待して渡したと話しているが事実か。
 「そうだ」

―議会対策とは。
「資料集めとかいろいろやっている。書類を県から取ったり、いちいち領収書を取らない」

―議会対策のことは自営業の女の容疑者は知っていたか。
「ある程度は知っていたのではないか。ただ中身は(容疑者に対しても)言えることと、言えないことがある」
「(一部報道にあった)他の議員に金を払ったというのはうそ。支払ったことも、要求されたこともない」

―市民に対しては。
「今の段階ではただの言い訳になってしまうが、申し訳ないと思っている」
「汚名を返上するには、(市有地の所有権回復に)けじめを付ける以外にはない。いつの間にか金の問題にこじれてしまったが、これは確実にやりたい」