沖縄県立宮古病院、12月に10床再開へ 入院用15床は休止継続、看護師の前倒し採用で早期解決目指す


沖縄県立宮古病院、12月に10床再開へ 入院用15床は休止継続、看護師の前倒し採用で早期解決目指す 県立宮古病院(資料写真)
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 県立宮古病院で入院病床の一部(25床)の休床が続いている状況について、県病院事業局は12月1日から10床の再開方針を示した。15日、休止病床の早期再開を要請した宮古島市保守系議員団に本竹秀光病院事業局長が回答した。県立宮古病院は退職や休職による看護師不足により、10月1日から277床ある病床のうち地域包括ケア病床25床を休止している。

 議員団は県庁に本竹局長を訪ね要請文を手交した。保守宮古未来会会派長の山里雅彦市議が「離島医療の安全・安心を喫緊に確保するため一日も早い病床再開を強く要望する」と求めた。本竹局長は一部休床により現場の疲弊が一定程度改善されたことなどから10床の再開方針を伝えた。

 残る15床については24年度採用予定の職員2人の前倒し採用などにより「再開できるよう取り組む」とした。

(佐野真慈)