琉球新報ホールで23、24の両日に開く「伝統芸能を生きる『清ら星たち』~写真集発刊記念組踊公演」に向けた稽古が3日から始まった。同日は浦添市の国立劇場おきなわで組踊「執心鐘入」の稽古があり、立方や地謡の出演者が参加した。
「執心鐘入」の座主役を務める国指定重要無形文化財「組踊」保持者の石川直也さんは、「保持者としての責任も感じながら気を引き締めて取り組みたい」と意気込む。「執心鐘入」の監修を務める島袋光晴さんは「出演する一人一人の役柄や立ち振る舞いを楽しみに見てほしい」と話した。
公演は琉球新報社創刊130年記念事業の一環。2021年1月~22年9月に本紙で連載した「清ら星―伝統組踊の立方」に登場した実演家たちが出演する。
12月23、24両日とも午後5時開演。前売り3千円(当日500円増し)。写真集は12月8日に県内書店で発売予定。問い合わせは琉球新報社統合広告事業局電話098(865)5255。
(田吹遥子)