5日午前7時15分ごろ、名護市辺野古の米軍新基地建設事業に伴い制限水域内の海上で停泊中の台船の職員から「台船に係留していたタグボートが水没した。油が浮遊しており、オイルフェンスを設置した」との118番通報が、第11管区海上保安本部を介して中城海上保安部に入った。
11管などによると、タグボートは米軍新基地建設事業に従事している作業船で、制限水域内で台船に係留されていた。タグボートの総トン数は19トン。台船で宿直していた職員が見回り中に、船尾側が沈み傾いた状態で発見した。油は少量流出したが、処置をしたため広がっていないという。中城海保が、水没原因や油の流出量などを調べている。