米兵の飲酒絡み犯が増加 刑法犯摘発70件のうち「半数超」 その原因とは


米兵の飲酒絡み犯が増加 刑法犯摘発70件のうち「半数超」 その原因とは 沖縄県警
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 沖縄県警は19日の県議会米軍基地関係特別委員会の配布資料で、今年11月末までの米軍関係者の刑法犯摘発件数70件のうち飲酒絡みが37件(52.9%)を占めると明らかにした。前年同期は摘発件数51件のうち飲酒絡みは10件(19.6%)だった。飲酒絡みの事案が総件数を押し上げている格好だ。新型コロナウイルスの感染拡大による各種規制が緩和された影響とみられる。

 今年11月末までの統計では、不同意性交などの凶悪犯2件と粗暴犯4件の全てが飲酒絡みだった。建造物侵入などの「その他」も33件のうち24件が飲酒絡みだった。窃盗犯は30件のうち7件だった。一方で今年11月末までに摘発された薬物事犯は2件(3人)。県警によるといずれも米兵が大麻を所持していたとして、不拘束で摘発された事案だという。