那覇市奥武山町の護国神社で26日、新年の縁起物作りが始まった。福笹(ざさ)200本、破魔矢4千本、熊手2500本などを用意する。おはらいの後、24人のみこたちがササに「家内守護」「平和祈念」などと書かれた札や鈴を取り付け、福笹を完成させた。
同神社の福笹作りは、復帰前から続いている。ササは本島北部から刈り取ってくる。みこの照屋天愛さん(20)は「縁起物なので丁寧に、参拝者にとって新年が良い年になるようにと願いながら作っている」と話した。
護国神社では正月三が日に22万5千人の参拝者を見込む。神職の関口幹久さん(27)は「新型コロナの流行が落ち着き、流行前と同水準に戻ると予測している。那覇近郊からは、公共交通機関を利用してほしい」と呼び掛けた。
(岩崎みどり)