軟弱地盤ある大浦湾側、11日も石材投入 辺野古新基地建設 市民らプラカードで抗議


軟弱地盤ある大浦湾側、11日も石材投入 辺野古新基地建設 市民らプラカードで抗議 大浦湾側海域で砂ぼこりをたてながら台船に搬入される石材=11日午前10時38分、名護市(喜瀨守昭撮影)
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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、軟弱地盤のある大浦湾側への石材投入に関連した作業が11日も継続して実施されている。10日に石材を投入した台船「第八十八ひなた号」に午前10時頃、石材を積んだガット船「第百三十六伊勢丸」が横付けされた。同10時10分頃にガット船のクレーンが動き始め、石材を台船に移し替える様子が確認された。石材が台船に投入されると船からは白い土ぼこりが舞い上がった。海上では埋め立てに反対する市民らが「海を殺すな」と書かれたプラカードを掲げて抗議した。

埋め立て作業が続く海上で抗議のプラカードを掲げる市民ら=11日午前10時3分、名護市の大浦湾側海域(喜瀨守昭撮影)


ヘリ基地反対協議会のメンバーによると、ガット船は本部町の塩川地区で石材を積み、10日午後に大浦湾へ入港したとみられる。