寒い中、厚着をして道行く観光客ら＝24日午前8時すぎ、那覇市の県庁前交差点（喜瀨守昭撮影）
小波津 智也 沖縄気象台によると、沖縄地方は寒気の影響を受け、国頭村奥では24日午前7時36分に9.2度を観測した。午前9時現在、県内多くの観測地点で最低気温が平年を2～5度程度下回り、先島地方を中心に8カ所で今季最低となった。23日は大陸からの高気圧の張り出しによる寒気に伴いこの冬一番の寒さとなった。24日も引き続き寒い一日になりそうだ。
沖縄気象台によると、寒気の影響は24日午前をピークに次第に弱まるものの、寒さは25日も続くとみられる。最低気温は26日まで平年を下回る見込み。
沖縄地方では気圧の傾きも大きいことから強い北寄りの風が吹いており、24日午前9時現在で与那国町の与那国空港で最大瞬間風速21.1メートルを観測した。沖縄地方の沿岸海域はうねりを伴いしけており、午前10時現在、波浪注意報が発表されている。
この日、那覇市の県庁前交差点では朝から厚手のジャケットやコート、マフラーなどを着込んだ市民らの姿が見られ、寒さをしのごうと勤務先などへ足早に去った。
