古謝景春南城市長のセクハラ疑惑を受けて、市議会有志が職員を対象に実施したハラスメントに関するアンケートに73件の回答があったことが分かった。「議員連盟単独では対処不可能」な深刻な事例も寄せられており、近く弁護士による相談窓口を設置する。
職員アンケートを実施したのは、昨年12月の市議会定例会で特別委員会(百条委員会)の設置を求めていた野党、中立、無会派の市議7人でつくる「南城市ハラスメント問題調査検証議員連盟」。29日に県庁で記者会見を開き、結果を公表する。
調査では、被害の有無や被害を受けた際の相談先、防止に必要な措置など19項目を聞いている。先月27日に非正規や業務委託を含む全ての職員を対象にカードを配り、記載されたQRコードを読み込んで今月10日までに回答してもらった。
古謝市長のセクハラ疑惑を巡っては、市は第三者を入れた調査を拒否している。今回のアンケートについても、市議7人が協力を求めていたが市は拒んでいた。
(南彰)