浦添市の昭和薬科大付属高で3日、県内の高校で最も早い卒業式があった。これから大学受験が本格化する卒業生193人は、保護者や在校生、教員らに見守られながら卒業証書を手にした。
冨里一公校長は「価値観が多様化するこの世界の中で気高いほどの独立心と向上心を持って時代を生きよ」と激励した。
卒業生を代表して西平峻さんは、中学3年から約2年続いたコロナ禍も振り返りながら、「我慢の2年間の後の祭りや修学旅行は一番の思い出になった。信頼し合えるいい仲間と出会えたことはかけがえのないことだ」と答辞を述べた。
沖縄カトリック高は10日、沖縄尚学高は11日、興南高校や県立高校は3月1日に卒業式を行う予定だ。
(南彰)