沖縄県警サイバー犯罪対策課や京都府警サイバー捜査課など6府県警合同捜査本部は19日、海外法人が管理するオンラインサイト「DORA麻雀」を国内で運営し、インターネット上で利用者に賭け麻雀をさせたとして、賭博開帳図利容疑で沖縄県内3人を含む男女7人を逮捕したと発表した。オンラインサイトを利用した賭博の運営者を同容疑で摘発したのは全国初という。
逮捕されたのは、沖縄県うるま市の自営業の男(36)、沖縄県宜野湾市の会社役員の男(38)、沖縄県浦添市の会社員の女(35)、千葉県の会社員の男(36)=米国籍=ら7容疑者。2023年12月に沖縄に住む3容疑者の関係先に家宅捜索が入った。うるま市の自営業の男と宜野湾市の会社役員の男の両容疑者は容疑を一部否認している。
京都府警によると、サイト会員数は約7万4千人。総額約23億円が入金され、勝利金の10~15%を場所代として客から徴収していたとみられる。
登録は無料で、1ゲーム最大約5万6千円の勝敗が出るという。7容疑者はそれぞれ、入金管理や宣伝・広告などの役割を担っていたとみられる。
逮捕容疑は23年3月から12月にかけて、共謀の上、オンラインで利用者に賭け麻雀をさせ、手数料などを徴収した疑い。