うるま市石川のゴルフ場跡地への陸上自衛隊訓練場新設計画に関連して、半嶺満県教育長は28日、予定地に近接する県立石川青少年の家の利用状況を説明した。敷地内外に広がる石川岳の登山利用について、児童・生徒などの学校関係の利用は2022年度で約130校、約2万2千人だとした。県議会一般質問で照屋守之氏(無所属)の質問に答えた。
県教育委員会生涯学習振興課によると、県立石川青少年の家は、県内6施設ある青少年の家で最も利用者数が多く、学校教育の利用も最多だ。22年度は3万9757人が利用し、学校教育の利用者は6割弱の2万2959人。そのうち9割超が小学校の利用者という。開所日数は316日で利用日数は310日。利用率は98%だった。
半嶺教育長によると、利用者から自衛隊の訓練施設ができると「騒音などにより、これまで通りの活動ができなくなるのでは」といった懸念を示す声が寄せられているという。
(高橋夏帆)