3月の卒業式シーズンを直前に控え、県内のスーパーや商業施設では、卒業生への贈り物を取りそろえて販売している。県内では毎年恒例となっているお菓子の詰め合わせで作った「レイ」(首飾り)のコーナーを設置している店舗もある。
ディスカウントストア「ビッグワン」のアクロスプラザ小禄店(那覇市鏡原町)は、大きめのバルーンもセットになったお菓子の首飾りの売り場を目立つ場所に設けた。買い物客らが首にかけるなど品定めしていた。
高校を卒業する孫ら3人への贈り物として、お菓子の首飾りを見ていた60代女性は「進学する専門学校でも頑張ってほしい」との思いを込める。
一方で県内では、新型コロナウイルス禍の前から、卒業式の贈り物を校内で渡すことを自粛してほしいと呼びかける学校も広がっている。女性の孫らの学校も校内では渡さないように呼びかけており、式後に校外で渡す予定という。
(大城直也、古堅一樹)