ひな人形「かわいい」 こども園に人形愛好家の瀬長さん贈呈 大宜味 沖縄


ひな人形「かわいい」 こども園に人形愛好家の瀬長さん贈呈 大宜味 沖縄 瀬長瞳さん(奥右)から贈られたひな人形を見つめるこども園の子どもたち=2月27日午前、大宜味(小川昌宏撮影)
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【大宜味】3日はひな祭り。人形愛好家の瀬長瞳さん(86)=大宜味村=が2月下旬、大宜味村のこども園にひな人形を寄贈した。園の入り口に飾られ、子どもたちの関心をひいている。

 ひな人形は3段飾りで、幅約60センチ、奥行き約40センチ、高さ約50センチ。ガラスケースに入ったひな壇の下部にはオルゴールが付属し、ねじを回すと童謡「うれしいひなまつり」が流れる。初めてひな人形を目にした園児(6)は「着物の服がかわいい」と笑った。

 瀬長さんはこれまでも、県内各地から届いた絵本やおもちゃなどを大宜味、国頭、東の保育所やこども園に寄贈してきた。今回寄贈したひな人形は知人から不要品として譲り受けた。

 2月27日に贈呈式があり、瀬長さんは園児の喜ぶ様子を見て「やんばるの子どもはひな人形にふれる機会が少ない。喜んでくれてうれしい」と声を弾ませた。瀬長さんは現在、中古のランドセルも3個保管している。ほとんど傷はないといい「欲しい人にあげたい」と話した。 

(武井悠)