みんなで演奏♪「さんしんの日」 国指定文化財・津嘉山酒造所に響く音色 沖縄


みんなで演奏♪「さんしんの日」 国指定文化財・津嘉山酒造所に響く音色 沖縄 三線の日に合わせ、国の重要有形文化財「津嘉山酒造所」で演奏する名護市文化協会古典音楽部のメンバーら=4日、名護市大中
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 3月4日の「三線の日」に合わせ、名護市文化協会の古典音楽部会は4日、国の重要有形文化財に指定されている津嘉山酒造所(名護市大中)で演奏会を開いた。

 「皆で歌おう!さんしんの日」と題して開かれ、午後3時と同4時の時報に合わせて、古典や民謡を披露した。
  
 演奏会には三線や箏、太鼓、舞踊など文化協会の会員ら約40人が参加。午後3時からの斉唱は、箏や太鼓とともに、かぎやで風や恩納節、ごえん節などの古典音楽、安里屋ユンタ、てぃんさぐぬ花など親しみのある曲も演奏された。伝統的な建物内に重厚な三線の音色が響き渡り、来場者も一緒に歌うなど、三線の日を楽しんでいた。

 古典音楽部会は毎年、三線の日に合わせて、市内各地で演奏会を開いてきた。宮城秀樹部会長は「伝統的な建物内で演奏することで技術の向上や会員の親睦にもつながる」と話した。

(池田哲平)