嘉手納町基地対策協議会(上地安重会長)は6日、同町の道の駅かでなで、嘉手納基地の航空機の運用状況を把握するために目視調査を実施した。
同日は県立高校の入試があり、県教育委員会が事前に飛行自粛を米軍に要請していたことから、午前8時から午後6時までの離着陸は15回にとどまった。
試験中の午前10時半前後には、P8哨戒機やKC135空中給油機が離陸する様子が確認された。騒音最大値は午前9時29分にKC135が離陸した際の76・2デシベルだった。同日、戦闘機の離着陸はなかった。米海軍のCMV22オスプレイは、点検などの動きは確認されていない。
町基地対策協は年に1回、目視調査を実施している。F15退役に伴う巡回配備で、基地周辺で騒音が激化していることについて、上地会長は「外来機が増えて、今までにないような恐ろしいと感じるくらいの騒音が発生している。住民の不安を払拭するため、改善を求める」と話した。
調査結果は、同協議会の広報誌などに掲載する予定。
(石井恵理菜)