沖縄・中城の海岸に4.3億円相当のコカイン漂着 “密輸”目的で投げ込まれたか 容疑者不詳のまま書類送検 


沖縄・中城の海岸に4.3億円相当のコカイン漂着 “密輸”目的で投げ込まれたか 容疑者不詳のまま書類送検  中城村の海岸に漂着していた合計約18キロのコカイン=2023年7月(中城海上保安部提供)
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 中城海上保安部は12日、昨年7月に中城村久場の海岸にコカイン約18キロ(末端価格約4億3200万円相当)が漂着したと発表した。同保安部は同日、何者かが輸入目的で海上に投げ込んだとして、氏名不詳者を麻薬取締法違反(営利目的、輸入予備)容疑で那覇地検に書類送致した。

 中城海上保安部や沖縄地区税関によると、昨年7月中旬、中城村の海岸で通行人が粉末が入った複数のビニール袋を発見した。同保安部の鑑定で、粉末はコカインと判明した。約60万回分の使用量に相当するという。同保安部と地区税関、県警が合同捜査していた。

 コカインを巡っては、昨年8月にも慶良間諸島南方の海域で約28キロが漂流していたのが発見された。