那覇市の琉球新報ホールで19日に開かれた第46回琉球新報活動賞の贈呈式。1団体4個人が受賞し、受賞者らは活動を支えた人への謝意や今後の夢を語った。
NPO法人こども家庭リソースセンター沖縄の與座初美理事長は「今回の受賞を励みに、地域に根ざした活動を通し、親子の心の居場所として、なおいっそう精進したい」と語った。
FMよみたんの仲宗根朝治社長は、2年前に他界した比嘉美由紀副局長(当時)の遺族と登壇し「彼女がいたからこそ、自由にやれた」と感謝。地域活性化に取り組むNPO法人を立ち上げたことに触れ、「地域のために活動を頑張っていきたい」と力を込めた。建築内装材を製造・販売する沖坤(おきこん)の宮城勝社長は「無価値に見えるものを価値あるものにしたいということを念頭にやってきた」と振り返った。今後も商品開発などに取り組む決意を示した。
芸術家の照屋勇賢氏は「僕一人では続けることができない」として、紅型作家の金城宏次氏ら協力者の名前を挙げた。「平和を求め、苦悩の歴史の中で頑張っている沖縄の姿を世界が見ている」と力を込めた。
漫画家の新里堅進氏は「漫画は誰でも描けます。ただ、職業にすると大変な目に遭います」と会場を和ませながら、「受賞を機にますます勉強し、筆を磨いていい作品を残したい」と語った。 (南彰)
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感謝胸に 精進誓う 新報活動賞 受賞者、祝福に笑顔
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