「戦争につながるミサイルいらない」 部隊発足で抗議集会 沖縄・うるま


社会
「戦争につながるミサイルいらない」 部隊発足で抗議集会 沖縄・うるま 分屯地のゲート前で抗議集会を開く市民ら=21日、沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地前
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【うるま】うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地で地対艦誘導弾(ミサイル)部隊が発足する21日、同分屯地ゲート前に市民ら約70人が集まり抗議集会を開いた。「戦争につながるミサイルいらない」と声を上げた。地対艦ミサイル部隊が本島に配備されるのは初めて。

 同日、勝連分屯地のゲートには「第七地対艦ミサイル連隊」と書かれた看板が掲げられた。集会に集まった市民らはマイクを握り、反対への思いを共有した。ミサイル配備から命を守るうるま市民の会の照屋寛之共同代表は「ミサイルを受け入れてしまえば、今後どのように強化されるか分からない。沖縄は戦争の道具ではない」と述べた。

 今回の部隊発足で勝連分屯地の定員はこれまでの約90人から約290人に膨らむ見通し。分屯地には、先行して配備されている宮古島市、石垣市、鹿児島県・奄美大島も合わせた4島の部隊統制を担う「連隊本部」も置く。