【本部】本部町島ぐるみ会議は26日、名護市の県北部土木事務所を訪れ、塩川港に設置された名護市辺野古の新基地建設の土砂搬出に使用されるベルトコンベヤーについて、事業者に使用許可を出さないことや、降雨時の土砂搬出作業を中止するよう求めた。県北部土木事務所は24日に、5月分のベルトコンベヤー使用申請を許可している。
同事務所によると、事業者から提出された港湾施設用地使用許可申請書では、5ミリ以上の降雨が予想される場合、ベルトコンベヤーの作業を一時中断するとしている。
一方、島ぐるみ会議側は、5ミリ以上の降雨が予想される場合、ダンプトラックなど全ての搬出作業を中止するよう事業者らに連絡することを求めた。本部町島ぐるみ会議の北上田毅さんは「これから梅雨や台風の時期にも入る。赤土の流出対策などしっかりしていただきたい」と話した。
(金城大樹)