【うるま】うるま市津堅島で4月27日、不発弾3発が見つかった。陸上自衛隊第15旅団によると、不発弾は米国製の81ミリ迫撃砲弾で、沖縄戦時に使われたと考えられる。陸自、市、県警は5月1日、島を訪れて目視調査を実施し、大きな衝撃を加えない限り暴発はないと確認した。民間処理業者など関係機関と協議の上、処理を進める方針。
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2024/05/%E4%B8%8D%E7%99%BA%E5%BC%BE%E7%99%BA%E8%A6%8B%EF%BC%91.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2024/05/%E4%B8%8D%E7%99%BA%E5%BC%BE%E3%81%A4%E3%81%91%E3%82%93%EF%BC%92.jpg)
不発弾が見つかった場所は集落の一角。長雨の影響で傾斜がかった畑の土が滑り落ち、地中にあった不発弾が姿を現したとみられる。現在は自衛隊により土のうと水で固定され、津堅区が所有する土地で一時保管されている。
津堅自治会長によると、時折、島内に限らず周辺の漁場でも見つかるという。畑の所有者の男性も「海でも土でも何度も見たから、発見時に驚きはなかった」と振り返った。
一方、津堅島で生まれ育った男性は「子どもの頃、ここを秘密基地にして遊んでいた。今も重機が何度も行き来している。その場所の下に不発弾があったなんて」と驚いた。
陸自は「不発弾を見つけたら、触らずにすぐに通報して」と呼びかけた。
(玉城文)