女子児童7人にわいせつ、元海保職員に有罪判決 那覇地裁 沖縄


女子児童7人にわいせつ、元海保職員に有罪判決 那覇地裁 沖縄 那覇地裁(資料写真)
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 2022年8月から23年7月にかけて、当時12歳から同17歳の女子児童7人に県内のホテルで体を触るなどした強制わいせつの罪や、酒やたばこを与えるなどした県青少年保護育成条例違反の罪などに問われた中城海上保安部元職員の被告(31)に対して那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)は13日、懲役3年、罰金30万円、執行猶予5年(求刑懲役3年、罰金50万円)の判決を言い渡した。

 被告は23年12月、同年7月に当時17歳の女子児童に沖縄市のホテルでみだらな行為をしたなどとして県青少年保護育成条例違反の罪で起訴されて以降、同罪などで計4回起訴された。

 佐藤裁判官は判決理由で「ゆがんだ性癖に基づく卑劣な犯行」と判示。約1年にわたり犯行を繰り返した点を「強い非難に値する」とした。一方、一部の事件で示談が成立しており、更生プログラムを受ける点などを考慮して猶予刑とした。