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「海を越え、平和の手とろう」 韓国から参加の若者らが連帯を呼び掛ける  5・15平和行進 県民大会 沖縄


「海を越え、平和の手とろう」 韓国から参加の若者らが連帯を呼び掛ける  5・15平和行進 県民大会 沖縄 韓国基地平和ネットワークの申載旭さん=18日、宜野湾市立グラウンド(ジャン松元撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 吉田 健一

 「5・15平和とくらしを守る県民大会」には、海外からのゲストとして韓国基地平和ネットワークのメンバー16人が駆け付けた。

 代表して壇上に立った申載旭(シン・ジェウク)さん(33)は「5年ぶりの沖縄で、(辺野古新基地建設が)進んでいることを実感した。平和ネットワークのスローガンは『海を越えて平和の手をとろう』。へこたれることなく、引き続き力強く共に歩んでいこう」と、新基地建設阻止や平和の実現に向けて連帯を呼び掛けた。

 韓国基地平和ネットワークは国内の軍事基地建設の反対運動や基地被害の解決、世界に平和・環境・人権を訴える団体で、県民大会のほかにも平和行進にも参加した。17日には辺野古を訪れ、座り込みに参加した。

 申さんは韓国とは違って、市街地の中に基地がある沖縄の現状に触れ、「沖縄が抱える危機感に共感する。今回の県民大会や辺野古の座り込みでの経験を、韓国に戻ったら冊子にまとめ伝えたい」と語った。

 (吉田健一)