プロバスケットボールの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)準決勝第2戦が行われた沖縄アリーナには19日、過去最多となる8643人のファンが詰めかけた。
18日の第1戦で負け、後がない琉球ゴールデンキングスに向け、ファンたちが熱い声援を送り、後押しした。千葉ジェッツに勝利した瞬間、ファンは「勝つと信じていた」と歓喜に沸いた。
対戦相手の千葉ジェッツは何度も激闘を繰り広げてきた宿敵。負ければ今シーズンが終わるという局面に、ファンも並々ならぬ思いで臨んだ。
足のけがが心配される今村佳太選手が2連続3点弾を決めると、ファンも割れんばかりの拍手で奮闘に応えた。第2クオーターで相手の攻撃に押されて点差を縮められた場面で、小野寺祥太選手が3連続3点弾を決めると、会場のボルテージは最高潮に達した。
選手12人のイラストが入ったうちわを持って応援した沖縄市の吉山真菜美さんは「試合前からファンのやる気がすごかった。今日は勝つと確信した」と興奮気味に語った。那覇市から駆けつけた押岡達也さん、莉子(りこ)さん親子は「クーリー選手のやる気が前面に出たプレーが印象的だった」と語った。
(玉城文)