琉球ゴールデンキングスの創設当時から在籍し、「ミスターキングス」の愛称で親しまれた金城茂之さん(39)は「タフなスケジュールを乗り越えて戦い抜いてくれた」と惜しくも連覇を逃した選手らをねぎらった。
自身もbjリーグで4度の優勝に貢献したが、「王者は戦術を丸裸にされる」と日本一を決める戦いで連覇することの難しさを語る。
第3戦は前試合に続き追いかける展開になった。初優勝を狙う広島は王者キングスに対し、粘り強い守備と素早い攻めを展開した。「自分たちのスタイルで押し切った」とたたえた。
最終戦までもつれ込んだ戦いを勝利で飾ることはできなかったが、キングスと共に「ワクワクする時間を送らせてもらった」。激戦を見届け「まずは休んで、来シーズンも楽しいバスケを見せてほしい」と期待した。
(名嘉一心)