29日に台風1号が最接近する見通しの南大東島では28日、村民が台風に備えて、店舗のシャッターを下ろしたり、船を港に係留したりする姿が見られた。
村役場は、いつでも避難所として開設できるように、多目的交流センターと高齢者生活福祉センターに段ボールベッドを設置し、非常食や水分を備えた。
漁師の屋嘉比康気さん(35)は「台風は自然現象なので仕方がないが、漁に出ないと生活ができなくなる。サトウキビは順調に成長しているのに、この時期に台風がくるとは残念だ。人的災害が出ないことを祈る」と話した。
(池田羊子通信員)