恩師ら「胸張って帰って来て」　キングスメンバーの健闘ねぎらう＜BリーグCS決勝第3戦＞

　連覇を目前に、惜しくもCS決勝第3戦で敗れた琉球ゴールデンキングス。県内関係者は最後まで勝利を諦めなかった健闘ぶりをたたえ、「胸を張って帰ってきて」とねぎらいの言葉を送った。

　バスケットボール女子日本リーグ・三菱電機コアラーズの元選手で指導者の西田陽子さん（44）＝具志川商高教諭＝は、CS決勝第2戦の後半から広島の勢いと実力に押され、キングスらしい流れのあるプレーができていなかったと悔しがった。「私たちには見えない前年度チャンピオンのプレッシャーがあったのかも」と思いやり「小中高生にとって存在自体が憧れ。ありがとうの言葉を送りたい」と話した。

　岸本隆一選手の北中城高校時代に監督として指導した金城バーニーさん（63）は「もう少し外からシュートを打てれば良かったが」と惜しんだ。シーズンを振り返って「連敗もなく、負けると作戦を変えて興奮するゲームをやり続けた。感動しているし、やっぱり沖縄はバスケットの地だと思う」と期待を込めた。

　横浜アリーナで観戦した県バスケットボール協会の日越延利会長は「残念だが、3年連続で決勝まで来られたのはすごい。沖縄が一体となって応援し、スポーツが人を引きつけると示した」とねぎらった。

　（南彰、慶田城七瀬、小浜早紀子）