10年ぶり5度目の本戦出場にスタンドは歓声に包まれた。沖縄セルラースタジアム那覇で3日に開催された第95回都市対抗野球大会九州地区予選。九州地区の最後の1枠を懸けた沖縄電力の試合には、大勢の観客が詰めかけた。
スタンドでは沖電の応援団やチアリーダーが選手を鼓舞し、観客らも応援バルーンを手に声援を送り続けた。五回には本塁打が飛び出すと、ひときわ大きな歓声で大盛り上がり。宮國汰都外野手の同僚、山城朝乃さん(52)=浦添市=は「雨で延期もあった中、集中力を切らさずに頑張ってくれた。本戦が楽しみ」と目を潤ませた。
応援団長の渡慶次憲太さん(29)は「観客と一体となって応援できた。最高です」とスコアボードに映し出された「九州地区第二代表」の文字を見つめ、満面の笑みを浮かべた。
(渡真利優人)