沖縄県議選、きょう13日から「三日攻防」 最終盤、激しい戦い


沖縄県議選、きょう13日から「三日攻防」 最終盤、激しい戦い 選挙カーから手を振って支援を呼びかける候補者 =12日午後、那覇市内
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 任期満了に伴う第14回県議会議員選挙は13日、投開票(16日)前の運動期間は残り三日だけとなり、最終盤の「三日攻防」を迎えた。

 無投票が決まった石垣市区を除く、12選挙区で46議席を73人が争う。各立候補者の陣営は最大動員で選挙運動に取り組み、激しい戦いを繰り広げる。

 今回の県議選は玉城デニー知事を支える県政与党が多数を維持するか、自民など野党や中立が議席数を伸ばし過半数を獲得できるかが最大の焦点となる。経済振興や物価高騰対策、子どもの貧困問題、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題をはじめとする米軍基地問題、自衛隊配備増強の是非などが主な争点となっている。

 8日に始まった期日前投票は11日までの4日間で、計5万8452人が投票を済ませた。

 12日、選挙運動が許される午前8時から本島各地を選挙カーが駆け回った。雨が降る中、候補者は街頭でマイクを握り、公約を訴えた。

 那覇市・南部離島区のある候補者は市内各所をくまなく回り、5~10分程度のスポット演説を繰り返した。「沖縄の未来への思いを込めた一票を託してほしい」と力を込め、物価高騰への支援や県経済発展の実現を誓い、有権者に支持を呼びかけた。

 三日攻防に入った13日、各候補者は、朝から街頭に立ち、それぞれの政策を訴え、支持拡大を図る。

(’24県議選取材班)